本来の「健康」とは

 開業届けは令和元年12月24日に出しておりましたが、店舗の準備がだいぶ長引いてしまいました。しかしついに令和2年2月12日にお店をオープンすることができました。とても良い雰囲気のお店になったと思います。ここまで内装にこだわったのも、施術を受ける環境が治療効果に大いに関係してくるからです。病院やクリニック、また在宅でのリハビリでは決して作り得ない環境になりました。

当サロンでは在宅での訪問マッサージも提供しておりますが、当サロン近郊の方に対しては無料で送迎の方もさせて頂いております。ベッドの硬さ、枕の高さ、施術前・施術中の自律神経の調節、視覚や聴覚情報の調整、そして心地よさを感じる大脳辺縁系への環境による刺激など、当サロンでの施術のメリットをあげるとキリがありません。その為このような無料送迎というサービスを設けました。足元の不自由な方でも当サロンで施術をご利用いただけます。

このようなサロンを作りたいと思ったのも、病気や怪我などはある意味その方の個性の一つであると捉えているからです。その方の生活習慣や価値観などが引き金になって起こるのですから。逆にWHO(世界保健機関)はこのように健康を定義しています。「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

 20世紀以降の社会的変化として、特に日本を含む先進国では精神文化から物質文化へ、神秘主義から科学主義へ、主観的価値観から客観的価値観へ重きを置くようになりました。科学技術の進歩は生活の便利さを生み生活を豊かにしてきた反面、うつ病患者の増加に表れるように、人間の孤立化を深めていっているように感じます。現在のWHOの健康の定義もまさに現代の価値観で考えた健康観のように感じます。

健康とはズバリ「心身の調和がとれていること。」と感じます。まさに社会的変化の中立的考えだと思うのですが、マンツーマンで提供するオーダーメイドの施術だからこそ出来ることだと思うのです。

関連記事

  1. 今を生きるために

  2. 「face to face」でのつながり

  3. 還元論と全体論

  4. 心の起源

  5. Welcome to “salon 坊”

  6. 生涯発達の視点を持つ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

 

 

PAGE TOP