小児へのリハビリ

 約2ヶ月ぶりのブログの更新です。予定通り10月から大阪で小児に対するボバース概念を通した、理学療法のトレーニングを積んでいます。ちょうど今日で折り返しに入りましたので、現在の状況を報告していきたいと思います。

小児に対するリハビリでも今回のトレーニングでは、脳性麻痺に特化した理学療法を学んでいます。例えば痙直型といって手足がつっぱってしまっているお子様や、アテトーゼ型といって手足が自分の意図しない方向に動いてしまうお子様のリハビリです。約3年前に成人の方を対象としたボバース概念の講習会へ参加していましたが、それとはまったく異なる気づきや理解を得ています。

成人のボバース講習会は約2週間程のトレーニングでしたが、今回は2ヶ月みっちり行います。なのでベースとなる神経生理学や解剖学以外の内容はほぼ異なることばかりです。脳が一度成熟した方のリハビリと、未成熟で発達途中の神経システムを持つお子様のリハビリでは治療の考えがが異なるのは当たり前かもしれません。ただ考えは異なっても、やはり患者さんから引き出したい能力というのは重力下での効率性・選択性のある姿勢制御や抗重力伸展活動の反応です。

脳卒中、先天性疾患はもちろん、関節のどこかに痛みを抱えている方、歩行障害を抱えている方、手足の細かい動きが大変になってきた方などあらゆる障害の基礎には姿勢制御・抗重力伸展活動の異常が潜んでいます。講習会の治療デモンストレーションで、寝たきりで意思の表出困難な10代の方の理学療法を見学しました。1時間ないくらいの治療だったと思いますが、本人さんの表情が豊かになり、手指の動きがスムーズに見られるようになりました。重力に対する反応を引き出すことで、重度寝たきりの方でも大きな変化を感じれるのだと勉強になりました。

 小児への理学療法を通して人間の持つ視覚、聴覚、前庭感覚、触覚が生きる上でどのように脳で統合し動作へ影響させているのか。治療する側においては、その各感覚を治療へ汎化させるためにどのような環境調整をする必要があるか。様々なアイデアを頂いています。

すべての人がその人らしく生きるために。理学療法の技術を通して、その方の潜在能力を引き出し、より能動的に、つながりを大切にしながら支援していけるように心身調律サロン 坊で施術を行っていきたいと思います。

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