体の反応に意識を向けてみる

 内観療法での1週間の経験が身体にどのような影響を与えたのか。それは内観療法による物事に対する考え方の転換、対人ストレスがない、生活サイクルが規則正しいなど様々な要因があったと思います。そのなかで私自身は人工甘味料などの間食がなかったことが大きく関係していたと考えています。人それぞれ身体に影響を及ぼすストレスの度合いは違ってくると思いますが、私は人工甘味料が内蔵ストレス反射の亢進、体内水分量の増大を生んでいたと考えています。

人は自分自身の人生しか歩んだことがないため、当然自身の人生が基準となります。そのため大きな変化が伴わないと、どの要因が身体に変化を与えたかという気づきを認知できないのです。

私自身も同様に、チョコや和菓子などの摂取は糖分の補給が重要との認識があり、少量ではありますが間食する習慣がありました。少量であり何十年も続けている生活習慣であったため、それが大きな身体ストレスにつながるとは考えつきませんでした。最近自宅のソファーを処分したら鼻炎症状がまったくなくなったのも、ハウスダストの影響が取り除かれたからでしょう。

人工的に作られたものに対する身体の適応能力は恐ろしく乏しいことが理解できると思います。アレルギー反応などで外的反応がでるものに関しては認識しやすいと思いますが、人工甘味料による身体ストレス反応は体調にもよりますが、自分の場合は翌日以降に浮腫や顔面・頭部への軽度なブツブツが出る程度の反応です。体調により反応の一貫性がないため、人工甘味料が自身に与えるストレスについて考えが及びませんでした。

上記の反応は結果として身体の柔軟性を低下させることにつながります。

 心身調律サロン 坊が提供する技術は、あくまで結果的に硬くなった身体の柔軟性を引き出す施術です。この硬くなった結果を改めない限り何日後、何週間後にはすぐに戻ってしまいます。このようなストレスがどこからきているかは、自律神経がでている胸椎上部から下部にかけての硬結部位を評価することで推察可能です。胸椎上部の硬結は睡眠障害、胸椎下部では内蔵ストレスが考えられます。

食事、睡眠、仕事・家庭関連のストレス、各種病気に伴う症状、物事の考え方、不安などあげたらキリがありません。また個別性があり千差万別の反応があります。どのような生活習慣が良い・悪いとは言い切れない部分があるのです。なので因果関係だけで良い悪いを判断するのは、おおきな誤解を生みやすいのです。

そのため常に心身の感受性を高め、心地よく感じたものに対して意識を向けることが重要です。

関連記事

  1. 開業のご挨拶

  2. 麻痺手を考える

  3. 入院期間短縮のメリットとデメリット

  4. 障害は原因論では解決しない

  5. 歩行とは転倒を繰り返す事である

  6. 施術環境について

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

 

 

PAGE TOP